3.キャラを立てる

次はキャラクターです。
少年誌の最も重要なファクターです。
そのマンガのキャラクターたちを読者に好きになってもらうというのが、少年誌には求められます。

キャラを立てるというのは、そのキャラクターの性格を決めるという事。
個性を出すって事です。

今回の主人公の性格は、
 ・バカ
 ・能天気
 ・単純
 ・楽天家
…といったところ。

だから右ページのような行動を取るわけです。

「誰かを好きになる」といったインプットに対し、
「伝説の樹の下で告白」という行動を取る。
これがこのキャラの個性になります。
その違いを周りのキャラで強調してやると効果的。

で、もしコレが違う性格だったらどうでしょう?

もしクールなキャラにすれば、誰かを好きになっても表には出さず、平静を装うかもしれません。

もし思い込みの激しいヤツなら、彼女も俺のことが好きなんだと思い込んでストーカーになるかも…。

同じインプットでも、キャラの性格によってアウトプットが全然違ってくる。
そしてその違いが、キャラの個性というわけです。

キャラを立てる有効な手段として、「過去を作る」というのがあります。
今回は

感情移入(インプット) → キャラ(アウトプット)

の順で作ってきましたが、コレはその逆。
つまり…

行動(アウトプット) → 過去(インプット)

という順に決めるわけです。

もしこの主人公に、「女にこっぴどくフラれた過去」があったとすればどうでしょう。
それも、普通の人なら自殺したくなるくらい酷いフラれ方なら…?
幾ら楽天家でも、恋愛に関してだけは臆病になるはず。

もし「昔付き合ってた彼女が死んでしまった」としたら?
そして他の誰かを好きになるのは、昔の彼女に対する裏切りだと考えているとしたら…。
好きになったことを押し隠し、自分を騙して生きていこうとするかもしれません。
能天気な性格なので、表面上は笑顔のまま…。

キャラに変わった行動を取らせるには、それなりの理由が必要。つまり…。
個性的なキャラ(アウトプット)には、きっちりと読者を感情移入させるだけの過去(インプット)が必要という事ですね。

あと、キャラを立てるのに有効なのは「意外性」です。
「○○なのに○○」ってヤツですね。

可愛いのに気が強いとか、
カッコいいのに東北弁とか、
チビなのに強いとか、
マッチョなのに気が弱いとか…。

まぁパターンは様々ありますね。
巷にはこんな意外性のあるキャラが大勢います。
そういうのを参考にすると、キャラは作りやすいですね。

少年誌ではホントにこれが重要です。
読者にそのキャラを好きになってもらう。
そのキャラが出てるだけで票が取れる。
少年誌で必要なのはコレです。
つまり…

キャラが立ってりゃストーリーなんてどうでもいい!

…て事です。
…暴言ですか?
確かにそうです。
でも、割と本気なんですけどね…。

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